本学会を舞台にして、外科医内科医皆で弁膜症治療を進化させていきたい。
日本心臓弁膜症学会のご紹介
第14回日本心臓弁膜症学会のご案内
会長 三浦 崇先生、尾長谷喜久子先生
日程 2024年12月20日(金)、21日(土)
テーマ「故きを温ね、新しきを知る。」
会場 出島メッセ長崎
第15回日本心臓弁膜症学会のご案内
会長 髙橋信也先生、宇都宮裕人先生
日程 2025年12月19日(金)、20日(土)
会場 広島コンベンションセンター
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Welcome to the Japanese Society for Heart Valve Disease.
日本心臓弁膜症学会は心臓弁膜症の診断と治療に関わる多職種の専門医師、技師を対象とした学会です。学術集会の大きな目的は、1)良質な医療情報交換の場、2)次世代に対する教育の場、であることに集約されます。心臓弁膜症では、重症度の診断と生命予後、治療法の選択とそのタイミング、そして治療法による生命予後の改善効果が議論の対象となります。心臓弁膜症の診断、治療は最近の10年で大きく変わり、外科治療が困難である高齢者等にもカテーテル治療の選択が拡がりました。新しい治療法ではchallengeとreviewが欠かせませんので学会で議論して行きましょう。僧帽弁逆流あるいは大動脈弁逆流に対する弁形成術、カテーテル治療の基本的な操作などは次世代を対象とした教育プログラムが必要でしょう。また、人工弁の選択とそれらの遠隔成績は常に議論の対象であります。日本心臓弁膜症学会はHeart Teamとしてわが国の弁膜症患者さんの医療に貢献して行きます。
いずれ無くなると思われていた弁膜症は、いつの間にか循環器診療の最前線に位置しています。
生まれたばかりの日本心臓弁膜症学会は心臓血管外科と循環器内科が垣根を越えて集い、新たな弁膜症診療に向かうための場を提供し始めています。
外科の経験や内科の知識は、共有し、活かされて初めて意味を持ちます。また最近始まったカテーテル治療の現場では、組織図的は役割分担の価値は低下しつつあり、それぞれが新たなハートチームの中で的確な機能と役割を果たすことが求められています。
弁膜症が循環器診療に大きな変革期を呼び起こしている今、日本心臓弁膜症学会が自由な対話と討論の場を提供すること、さらに世界に向けて成果を発信することも重要な使命だと思います。
皆様とともにこの学会を盛り上げることができれば、これ以上の幸せはございません。どうぞよろしくお願いします。
ベストを尽くして最高の治療を。
医学の進歩は、弁膜症の診療において新しい診断方法や治療方法など多くの選択肢をもたらしました。さらに、それらの解釈や選択には多職種からなるハートチームでの横断的な議論が必要であることも強く認識されるようになっています。
本会は、心臓弁膜症の治療において最善の治療結果を引き出すために、外科医、麻酔科医、インターベンション医、画像診断医など他職種が横断的に集まって議論するために設立されたユニークな会です。同じ施設内だけでの議論では、つい視野が狭くなりがちです。この会では、自分の施設だけでは知り得なかった「新たな気づき」が待っています。
本会は、皆様と切磋琢磨しあいながら共に成長していけることを願っております。
皆様の本会への参加を心よりお待ちしております。
循環器内科医と心臓血管外科医のinteractionや医師とコメディカルのinteractionが非常に重要だと考えています.
日本心臓弁膜症学会の学術集会では,講演,発表,聴講,いずれにおいても内科医および外科医,コメディカルが入り混じっています.それぞれの意見には,いつも新たな発見,驚きがあります.お互いを理解してこそのハートチームです.私の専門は心エコー図検査ですが,心エコー図検査のみに固執せず他の検査とも十分にリンクすべきです.
また,弁膜症診療そのもののみに固執せず,合併する冠疾患や心不全の診療も含めた大きな視点で考えなければなりません.さらには,日本のみに固執せず広く世界にも目を向けるべきです.
学会員や学術集会に参加された方々が大きな視点と行動力によって活躍できるように,そのtrigger,chance,placeを日本心臓弁膜症学会が提供できるようになれば最高だと思っています.
阪神心臓弁膜症シンポジウムという弁膜症に思い入れのある人たちの集まりがあり、私は第1回から参加してきました。
内科医・外科医・エコー技師が一緒に参加する研究会ですが、たいへん活気がありました。それを発展した形として日本心臓弁膜症学会が発足しました。弁膜症治療はかつては外科医の独断場であった時代からカテーテル治療の導入により急速に様変わりしつつあります。
いずれの治療においてもクオリティーと安全性との両立が必要です。診断法・治療手段・治療の遠隔成績からみてそれらの妥当性を他部門が会して論議する場がますます必要となっています。単なる「腕自慢を披露する学会」ではなく、標準化治療への道標をつくる学会であることを希望します。